私は歯科医の家系の3代目として生まれました。
幼少期の頃は、学校ではいじめに遭う一方で、親からは厳しく正しさを求められ育ちました。
その反動でしょうか中学の頃から、自分の居場所を求め不良の道に進み高校は中退。
土木作業員をやったりして、夜は仲間と繁華街をうろつくようになりました。
まさに敷かれていたレールを踏み外すような少年時代だったと思います。
そんな生活を続けていると、ある日、腰を痛めて働けなくなってしまいました。
そこで親が軌道修正するように「サポートするから通信制高校に通いなさい」と背中を押してくれたのです。
心を入れ替えてまじめに通ってみたら、なぜだかすごく成績がよかった。
先生から「これなら推薦も出せるよ」と言ってもらえ、歯科大学に入学できました。
実習で患者さんの前に出る頃には、早くから社会に出ていた分、「頭の良さでは負けても現場では負けない!」と頑張りました。すると患者さんから「早く歯医者さんになってね!」「開業したらいくよ!」と嬉しい声をたくさんいただけるように…
インストラクターの先生からも「評判がいいから来てくれ」と声をかけられました。
僕にとって経験したことがないほど褒められ、人生で初めて人から認められたのが「歯科の道」だったんです。
だったら絶対、いい歯科医になろうと猛勉強!働き始めてからも、審美が得意な歯科を経験したりインプラントを学んだり、海外にも学びに行って国際資格を取らせてもらったり…。3つの歯科医院で腕を磨いて、実家の歯科を引き継ぐために戻りました。
こうして、ずいぶん寄り道をして3代目になりました。紆余曲折があった分だけ、人の痛みがわかりますし、人の役に立ち、褒められる喜びを知っているつもりです。
一緒に働くスタッフに自分と同じように「歯科の道」に自分の居場所をみつける人が出てくれば、こんなにうれしいことはありません。だからスタッフさん全員と対等に向き合い、成長したい気持ちを後押しできる理事長でありたい。
こんな人生経験もふまえて、2つのクリニックを経営しています。
ぜひあなたも仲間になってくれませんか。